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ぼちぼちぼち
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ヨセミテ ハーフドーム(Half Dome)登頂 その6 



12時に下山開始。

「その3」で添付した写真のとおりの混雑で、400フィート(122メートル)のケーブルを下りるのに45分かかってしまった。
体力的なつらさは上り、精神的な怖さは下りかなと思ってたけど、人の多さもあったし、僕の前の男の人がすごく怖がって慎重に慎重に下りて行っていたので、話をしながらゆっくりと下りることができ、怖さを感じることもあまりなかった。
途中、上の方から水筒、ペットボトルがそれぞれ一つ落ちてきて、そして、帽子、スカーフが宙にまっていた。


1時前から本格的な下山。そこから行きに疲れまくったあの3.2マイルを、行きのお返しとばかりに休みなしに一気に歩く。
でもやっぱりここは長く感じる。特にリトルヨセミテバレーまでの1.2マイル。ほんとにここは1.2マイルかな。下りとはいえ、えらく長く感じてしまった。


リトルヨセミテバレー、ネバダ滝で休憩後、帰りはジョンミューアトレイルを選択。
最後までミストトレイルにしようかどうしようか迷った結果、レンジャーが帰りはジョンミューアトレイルの方が膝の負担が少なくて良いよといってたことを決めてに、距離が長いジョンミューアトレイルを選択。

その選択が良かったのかどうかは、ミストトレイルを下ってないのでわからないけれど、少なくとも今回のトレイルの中で最も面白くない部分になったのは事実。
ネバダ滝での表示によれば距離は2マイル近く長い。だからといって歩きやすいかと言われれば、そうでもない。でこぼこの道。途中からは景観も悪く、ひたすらスイッチバック。膝への負担を考えてこちらを通ったけど、結局膝は最後のこのトレイルで痛めてしまった。ミストトレイルは確かに急だし、ぬれた石段は疲れた足にきついかなとも思うけれど、やっぱり距離が短いのと、暑い日差しの中、冷たい滝や川の近くを歩ければ、行きと同様にリフレッシュできたのではないかという気がしてしまう(勿論人の好みの問題もありますが)。

ジョンミューアトレイルを歩きながら、どうせ膝に負担がかかるなら、次は帰りも絶対ミストトレイルにしよう、と心に決め、しかし、「次」って何だろ、またあの鎖を登るのかな、いや、それはないな、とか考えながら、長い長いスイッチバックをひたすら歩く。

そして、ようやくハッピーアイルのトレイル口に到着。16時半。


全17マイル(27.4キロ)計11時間半(行き5時間、ハーフドーム山頂での休憩2時間、帰りは鎖場での渋滞含めて4時間半)。
十分休みながらのつもりだったけど、当初見込みの12時間より少し早く到着。
シャワーを浴び、一人コーラで祝杯をあげて、キャンプ場に1時間かけて戻り、簡単な夕食後、爆睡。
前日の睡眠不足もあって、21時頃から次の日の朝8時まで眠っていた。



ca_yo_002.jpg
(ハーフドーム。登頂の当日は晴天でした。)


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ヨセミテ ハーフドーム(Half Dome)登頂 その5 


さて、最後のアプローチ。

たかだか900フィート(275メートル)。
行きの8.5マイルから計算したら何分の一かの、この短い距離にハーフドーム登頂に関する多くが占められているような気がする。
体力的にも、精神的にも。エネルギー、印象度、記憶、醍醐味などなど。
この900フィートに凝縮されていた。



まずは石段。暑いし、日陰が殆どないし、疲れを確実に増していく。
簡単には登らせないぞと、最後のケーブルに到達するまでに、十分疲れておけよと、そういうことなのかなと理解して、疲れることをよしとして、というか疲れないとその後の喜びがないと、訳の解らないことを自分に言い聞かせながら、少しずつあがっていく。距離にしておそらく150メートル程だけど、何分くらいかかったのだろう。


そして、その次に最後の登り。400フィート(122メートル)。ほんまにclimb。
色んな方がブログで、体感的には垂直、と書いてあったけど、ほんまに垂直(と感じる)。いや、これ絶対垂直(と感じる)。

_DSC0098_1.jpg
(ハーフドームへの最後のアプローチ。左側に鎖があるのが見えますか?)



休息を取って、手袋つけて、いざ出陣と意気込んだものは良いものの、ものの見事に半分もたたず撃沈。
上半身に頼りすぎて握力が全くなくなってしまった訳です。この日のことも念頭にあって、トレイルランニングやハイキングを重ねてきたけど、腕力握力を鍛えることは考えてなかった。。。
(多分、もっと下半身を使って上がっていればこんなに上半身が疲れなかったはず。最初の方で足が少し滑ったので、そこから上半身を意識して使ってしまったのだと思う。。。)

下をみたら怖いし、上をみても先がみえない。引き返したらもうあがってこれない、でも上に上がる自信もない。そんなことを考えながら、ケーブルにつかまりつつ休む。
この時、早朝にでてきて良かったーとつくづく実感。この時間帯(10時前)は数人いた程度だった。昼頃だとケーブルを上り下りする人で大渋滞するので、自分のペースでいけなかったと思う。



_DSC0093.jpg
(帰りは渋滞でした。)



体力的に撃沈してからは、あとは精神力だけ。
とにかく一歩一歩、鎖を握りしめつつ、上がる。
引くに引けない状況で、途中からは多分諸々麻痺してきて、休んで少しあがる、休んで少しあがるの繰り返し。何のためとか、上がったらどうなるとか、そんなこと考えず、動物的に行動してたような気がします。
どれぐらい時間がかかったのかはわからないけど、その行動の結果、とにかく、なんとか、ようやく、ついに、登頂。そして、先に書いた「I made it!!」という言葉になる訳です。やったー成し遂げたという感情がこみ上げて、人間に戻った時。


ハーフドームの頭は以外と広い。サッカーできそうな程。
景観を少し楽しんで、寝て、昼食を食べて、ぶらぶらして、写真撮ってもらって、2時間程。
昼頃になるとケーブルの上り下りが渋滞するというのはわかっていたけれど、次にいつこられるかわからない、というか、もう2度とあのケーブルの上りを経験したくないから次はないな、なんて思って、ちょっと長めに滞在。
ゆっくり時を楽しみました。

(因にハーフドーム上でもat&tの携帯はつながってました。僕のT-mobileは駄目。)


その6へ

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