photo
images images images images 本ブログ及び写真のサイトに掲載してある写真については、個人の非営利サイトにおいて無償でご利用頂くことが出来ます。但し、条件が有りますのでコンタクトページからご連絡ください。呉々も無断利用はお控え下さい。
            
Thank you!
Moon Age
fxwill.com

ヨセミテ ハーフドーム(Half Dome)登頂 その5 


さて、最後のアプローチ。

たかだか900フィート(275メートル)。
行きの8.5マイルから計算したら何分の一かの、この短い距離にハーフドーム登頂に関する多くが占められているような気がする。
体力的にも、精神的にも。エネルギー、印象度、記憶、醍醐味などなど。
この900フィートに凝縮されていた。



まずは石段。暑いし、日陰が殆どないし、疲れを確実に増していく。
簡単には登らせないぞと、最後のケーブルに到達するまでに、十分疲れておけよと、そういうことなのかなと理解して、疲れることをよしとして、というか疲れないとその後の喜びがないと、訳の解らないことを自分に言い聞かせながら、少しずつあがっていく。距離にしておそらく150メートル程だけど、何分くらいかかったのだろう。


そして、その次に最後の登り。400フィート(122メートル)。ほんまにclimb。
色んな方がブログで、体感的には垂直、と書いてあったけど、ほんまに垂直(と感じる)。いや、これ絶対垂直(と感じる)。

_DSC0098_1.jpg
(ハーフドームへの最後のアプローチ。左側に鎖があるのが見えますか?)



休息を取って、手袋つけて、いざ出陣と意気込んだものは良いものの、ものの見事に半分もたたず撃沈。
上半身に頼りすぎて握力が全くなくなってしまった訳です。この日のことも念頭にあって、トレイルランニングやハイキングを重ねてきたけど、腕力握力を鍛えることは考えてなかった。。。
(多分、もっと下半身を使って上がっていればこんなに上半身が疲れなかったはず。最初の方で足が少し滑ったので、そこから上半身を意識して使ってしまったのだと思う。。。)

下をみたら怖いし、上をみても先がみえない。引き返したらもうあがってこれない、でも上に上がる自信もない。そんなことを考えながら、ケーブルにつかまりつつ休む。
この時、早朝にでてきて良かったーとつくづく実感。この時間帯(10時前)は数人いた程度だった。昼頃だとケーブルを上り下りする人で大渋滞するので、自分のペースでいけなかったと思う。



_DSC0093.jpg
(帰りは渋滞でした。)



体力的に撃沈してからは、あとは精神力だけ。
とにかく一歩一歩、鎖を握りしめつつ、上がる。
引くに引けない状況で、途中からは多分諸々麻痺してきて、休んで少しあがる、休んで少しあがるの繰り返し。何のためとか、上がったらどうなるとか、そんなこと考えず、動物的に行動してたような気がします。
どれぐらい時間がかかったのかはわからないけど、その行動の結果、とにかく、なんとか、ようやく、ついに、登頂。そして、先に書いた「I made it!!」という言葉になる訳です。やったー成し遂げたという感情がこみ上げて、人間に戻った時。


ハーフドームの頭は以外と広い。サッカーできそうな程。
景観を少し楽しんで、寝て、昼食を食べて、ぶらぶらして、写真撮ってもらって、2時間程。
昼頃になるとケーブルの上り下りが渋滞するというのはわかっていたけれど、次にいつこられるかわからない、というか、もう2度とあのケーブルの上りを経験したくないから次はないな、なんて思って、ちょっと長めに滞在。
ゆっくり時を楽しみました。

(因にハーフドーム上でもat&tの携帯はつながってました。僕のT-mobileは駄目。)


その6へ

comments(0) , trackbacks(0), この記事を編集する

ヨセミテ ハーフドーム(Half Dome)登頂 その4 


さて、ここからが長い長い道のりのスタート。

とにかく頭の中では、全体の17マイルという数字ではなく、前半の8.5マイルという数字のみを考えるようにする。
1マイル歩けば、もう8分の1。2マイル歩いたら、もう4分の1。日頃から数マイルの距離はよく歩いているので、そうやって考えると大したことないように思えてくる。


とはいえ、長い登り坂。ハーフドームまで、勿論のことだけど、殆ど登り。
登頂を目指しているのだから、当然のことだけど、やっぱり登り。いけどもいけども。
この事実は、いかに発想を転換しようにも変わらない。


そんな中で、前半のトレイルにミストトレイルを選択したのは正解だったかも。
確かにミストトレイルは急な石段。しかも早朝にびしょぬれになる(しかもしかも水量の多い6月はずぶぬれ必至)。体力温存のため少し距離は長いけど緩やかな登りのジョンミューアトレイルを選択するという手もあった。
でも、ミストトレイルは景観が楽しめる。びしょぬれになるのも、また面白い(日が出たら直ぐ乾くし)。気分転換にはもってこい。
ジョンミューアトレイルは、確かになだらかだけど、ひたすらだらだらとしたスイッチバック。長い。
多分このトレイルを行きに選択したら、暗い中で、ハーフドームを目指す、ただそのために黙々とつらい登りを歩き、トレイル自体を楽しむことは出来なかったかもしれない。

かわりにミストトレイルはトレイル自体を楽しめて、中間点のリトルヨセミテバレーまで来ても気持ちはフレッシュのまま。これってかなり大切なことのような気がする。
途中で撮影のため何カ所かで止まったし、ゆっくりと努めてあがったこともあって、肉体的な疲れもあまり感じず。
リトルヨセミテバレーで朝の7時に朝食をとった後、よしここからスタートだ、と思えた程だった。

_DSC0020.jpg
(ネバダ滝)



ただ、リトルヨセミテバレーからハーフドームまでの3.2マイルがつらい。たかだか3.2マイル、されど3.2マイル。
視界が開けず、景観も楽しくないだらだらとした登り、登り。日も出て気温も少しずつあがっていく。
リトルヨセミテバレーではあんなに元気だったが嘘のよう。荷物がかなり重く感じたのもここらから。
少し歩いては止まり、また少し歩いて止まり。ひたすらそれの繰り返し。一歩一歩、ただ足を進める。
途中、元気なアメリカ人青年が走って追い越していったけど、彼は一体なんだったのだろう。


頑張って歩くと漸く視界が開けてきた。
しかし、目の前にはハーフドームへの最後のアプローチ。
最後の急斜面を目前にして、なぜか笑いしか出てこない。
最後にして最大の難関に、漸く辿り着いた。



その5へ

comments(0) , trackbacks(0), この記事を編集する


1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26